こんな世界からはとっととおさらばだ 一目散に足を進めた 西の方 ところがどうだ 火の河 水の河 果てしなく深い河底 南にも 北にも 向こう岸に渡れそうなところは 皆無 絶望 後ろを振り向けば 身の毛もよだつ 嫌な感じ かかわりたくたくない 正味 悪夢そのもの