ひょうたん講座その4  摘芯・整枝
ひょうたんはただ植えっぱなしにしておくと、茎や葉ばかりが成長してしまい結実が悪くなってしまいます。たくさんの元気なひょうたんを成らせるためには、「摘芯」と「整枝」が重要なポイントとなります。
親ヅルの摘芯

子ズルのわき芽

ひょうたんの雌花のつぼみ

ひょうたんの雄花
鉢やプランターに定植した後のひょうたんは、葉数を増やしながら「親ヅル」を伸ばし、葉のつけ根から「子ヅル」を伸ばしていきます。本葉が5枚ぐらいになったら「親ヅル」の先端を摘み取り、上の方にある「子ヅル」2本だけを残して他の「子ヅル」を摘み取ってしまいます。(第1回摘芯)


伸ばした「子ヅル」が棚上まで伸びて本葉を5枚ほど付けるようになったら「子ヅル」の先端も摘み取り、「孫ヅル」のわき芽2本だけ伸ばしてやります。(第2回摘芯)


やがてこの「孫ヅル」に「雌花」がつきますので、各葉節から出てくる「雄花」の花粉をつけてやります。 (人工受粉)


「孫ヅル」も本葉5枚ぐらいを残して摘芯し、3本の「ひ孫ヅル」を伸ばしてやります。「ひ孫ヅル」についた「雌花」にも「雄花」の花粉をつけてやりましょう。(第3回摘芯)


摘芯をしながら伸ばしていった茎葉は、棚にまんべんなく広がるように誘引してやります。古くて大きな葉や重なり合った葉、また余分なわき芽やツルなどは摘み取り、日当たりや風通し、養分の行き渡りをよくしてやります。(整枝)
「孫ヅル」の段階で実をつけるのに失敗すると茎葉ばかりが茂ってしまい、たくさんの実をつけることができなくなってしまいます。私たちは平づくり棚での「整枝」に失敗してしまって、収集がつかないくらいにツルが伸び放題になり、ほんのわずかの実をつけただけの葉っぱだらけの棚にしてしまいました(右写真→)。 「摘芯」と「整枝」がひょうたん栽培の成否を決めるポイントとなるのだと思います。

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4.摘芯・整枝

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5.水やり・追肥・病害虫対策

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