【814 岩瀬 キャンドルナイト 開催趣旨】
2011年3月11日、東日本大震災の影響により発生した「福島第一原子力発電所」の大事故で、
現代の日本に生きるすべての人々は、社会生活に欠かすことの出来ない「電力」について、
改めて考え直さなければいけなくなりました。
電力使用ピーク時の節電は、今夏に全員参加で取り組まなければいけない課題であることを思うと、
必要以上の電力は使わないようにしながら、暑さを忘れるためのさまざまな工夫が必要となります。
古くから伝わる「日本の夏」の過ごし方に学び、屋外に出て「夕涼み」をしながら、出会いや交流を楽しむことは、
節電対策に有効であると同時に、人間関係が希薄になったといわれる現代においては、大変有意義なことだと思われます。
キャンドルの灯りで過ごすスローな時間の過ごし方や、自然な涼をとるための浴衣や甚平などの「和の装い」は、
夏の夜を楽しみながら出来る節電の得策であり、前向きに電気を使わないという、
次世代的な電力利用のモデルともなるのではないでしょうか。
大震災によって、想像を絶する、多くの方々が亡くなられました。
新盆の夜、家の外に出て、さまざまな人々が、さまざまな思いを交換しあうことで、これからの日本の未来を想い描き、
持続可能で安全な電力供給の在り方を考えていくための契機となることを願い、この催しを企画いたします。
きたまえ縁日 実行委員会 代表 河上朋弘