午前9時 会場準備・テント設営

岩瀬大町通りに面する「慶集寺 琳空館」の駐車場に、二張りのテントを設営するところから、花まつりの一日が始まりました。呼びかけに応えてくださった富山北組寺院の門徒総代方や、ボランティアの方々のご協力により手早く作業が進み、スムースに会場の準備を完了することができました。

午前10時 灌仏会(琴演奏)

午前10時になると、寺族ならびに、事前に配布していたチラシや掲示板を見た人達、そして岩瀬の子供たちが誘い合って、たくさんの方々が集まってきてくれました。

鷲津くん(一行寺)の献香に始まり、 盛山くん(盛立寺)と 河上くん(慶集寺)の献灯が続き、富山北組僧侶による「讃仏偈」の読経のなか、 みんなで持ち寄ったお花を仏前に献花しました。

ヒダキサポーマンスの寺脇由訓さんの司会と寺脇知美さんの琴演奏のなか、誕生仏に甘茶をおかけしたあと、みんなで甘茶をいただいて、和やかに会は進行しました。

午前11時 おもちつき

門徒総代会と寺族によりご提供いただいた杵と臼を準備して、餅つきが始まりました。近所の和菓子店「大塚屋」さんにお願いして蒸し米を6升用意していただき、3回に分けて運んできてもらって、みんなで順番につきました。

門徒総代会の武田さんのご指導で餅つき作業を進め、富山北組の寺族婦人部がきなこ・ごま・おろしで味付けの調理をして、約100人分のお餅を作りました。

花まつり実行委員長の浅岡弘彦氏が最初に出来たお餅を仏前にお供えしてから、みんなで美味しくいただきました。

午前12時 音あそびと読み聞かせ

お餅をおいしくいただいておなかも落ち着いたところで、
飛騨高山のパフォーマンスグループ「ヒダキ・サポーマンス」による
不思議な楽器の演奏や、絵本「いのちのまつり」の読み聞かせなどがありました。

竹を小さく切って穴を開け、ビニールを張って輪ゴムで留めて作った
オリジナル楽器を子供たちに配り、まずは音の出し方を練習してから、
「しあわせなら手をたたこう」の演奏で盛り上がりました。

ちがう学校に通うはじめて会った子供たち同士でも、すぐに友達になっていました。

プラレールコーナー

慶集寺 琳空館のとなりにある建物を使って岩瀬地区センターが運営する
高齢者福祉サロン「まっとるちゃ」を会場にして、
電池で動く電車模型玩具「プラレール」のコーナーも同時開催しました。

青年僧侶と寺族の子供たちが協力して組み立てたプラスチック線路のまわりには
入れ替わり立ち替わり子供たちが集まってきて、遊びに夢中になっていました。

 

午後1時 民謡のひろば

花まつり最後の1時間は、会場を利用してステージを設け、
三味線専門店「しゃみせん楽家」さんの企画による日本各地の民謡のご披露がありました。

八尾町からおわら節の愛好会「風の会」と
地元岩瀬から「岩瀬まだら保存会」の有志の方々にも特別出演していただいたことで、
廻船問屋街の古い町並み・岩瀬大町通りを歩く大勢の観光客の方々にも、
富山の民謡と花まつりの雰囲気を楽しんでいただくことができました。

午後2時には花まつり実行委員長の門徒総代・浅岡氏による挨拶をもって、
2015年の花まつりを、盛会の内に終了することができました。