1950年(昭和25年)より始まった全国カレンダー展は、「文化的メッセージを伝えるコミュニケーション手段」「生活空間に潤いを与える印刷媒体」といわれるカレンダーの、印刷技術や企画・デザイン力、機能性や実用性に優れた作品を顕彰するコンクールです。
今年度の第70回全国カレンダー展(主催/日本印刷産業連合会・フジサンケイ ビジネスアイ)には、全国の企業や団体より584点の応募があり、内閣総理大臣賞を筆頭として、経済産業大臣賞・文部科学大臣賞・国立印刷局理事長賞・日本商工会議所賞・日本製紙連合会賞・日本マーケティング協会賞・日本印刷産業連合会会長賞などがあって、第1部門(得意先配布用)第2部門(一般配布用)第3部門(出版販売用)の各部門毎に、金賞・銀賞・実行委員会奨励賞が選定されます
このうちの第2部門の銀賞に『 慶集寺創建三百周年記念暦 』が入賞いたしました。 第2部門・銀賞に入賞した他の発行者には、日立製作所・トヨタ自動車・IXIL・虎屋・オリンパス・シマノ・パナソニックエコソリューションズ・あいおいニッセイ同和損害保険・日比谷花壇などがあり、宗教法人からの入賞は全入賞点数61点のうち唯一のものとなりました。
受賞作品一覧は日本印刷産業連合会のホームページ(https://www.jfpi.or.jp)に掲載されています。
全国の名だたる大企業のなかに地方の小さな一寺院「琳空山 慶集寺」の名前が連なることとなった全国カレンダー展入賞の知らせは、平成最後の年末に届いたよろこばしいニュースでした。
これはひとえに、コンクールに出品してくださった山田写真製版所(本社・富山市太田口通り)の印刷技術やプレゼンテーションに依るものと言わざるを得ませんが、東岩瀬と慶集寺の光景を撮影してくださった石黒健治氏、表紙を飾る木彫作品『空華蓮水極楽浄土図』を彫ってくださった岩﨑努氏、それを撮影してくださった本多元氏、デザインを担当していただいたトムスマ氏、そして三百周年記念懇志寄進者のみなさまの{ おかげさま }によって成された偉業です。
限定300部で製作されたこのカレンダーは「さとりの樹を植えよう懇志」にご協力いただいた方に記念品として進呈させていただいております。残り部数に限りがありますので、慶集寺のメールフォームからお早めにご希望をお伝えください。