2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」の影響により現在起こっている様々な困難な状況は、今に生きる私たちの全てに関わる一大事です。

今春より取り組んでいくことを予定していた「琳空館の自然力発電システム導入計画」でしたが、こうした緊急事態においては、より実質的、社会的な行動を示していくべきと考え、『琳空館自然力プロジェクト』の当面の課題を「被災地の支援 と 共同体の防災対策」とすることに判断いたしました。

現在大変な状況にある被災地の方々に向けて支援できることをよく考え、それを実行し、同時に『慶集寺 琳空館』を「緊急時にこそ活きる みんなのための安心の場所」としていくことが、まず第一に取り組むべき、慶集寺の「次世代活動」だと考えます。

私たち一人ひとりが持つ特別な力を効果的に仕合わせることで、苦境を乗り越えて生き抜くための「自然力」が いまこそ発揮されるよう、自らが率先して、全力を尽くしていきたいと思っております。

                     平成23年3月15日  慶集寺住職 河上朋弘