慶集寺が浄土真宗のお寺であるかぎり、親鸞聖人の教えを伝えることが、寺院活動の第一義であることは揺るぎないことです。
しかしながら現実的には、地域や親族の間に慣習として引き継がれている仏事の執り行いが、その主な役割となっていることも事実です。
日本の社会において「葬式仏教」といわれて久しい状況が続いていることは、もはや認めざるを得ない現実としてあります。
けれども、葬式仏教を勤めることが、現代の伝統仏教寺院に求められる役割としてあるのであれば、浄土真宗本願寺派の作法に則って、誠心誠意その役割を勤めて参りたいと思います。
本当に安心していただける仏事の執り行いをすることで、それをご縁として、浄土真宗の教えを伝えていくことができるはずだと、信じています。