富山別院から発行されている寺報『ともしび』11月号の『マイ☆ブーム』というコーナーに、慶集寺住職の趣味が取り上げられました ( ̄o ̄)o
『アナログ盤→CD→デジタルデータ』
音楽を聴くことが好きで「環境音響選曲者」の活動もしています。音楽鑑賞の趣味は、父親がクラシック音楽を聴いていたステレオセットで、ビートルズなどのレコードを聞いていた小学生の頃にまで遡ります。左右のスピーカーで別の音が入っているのが面白くて、バランスのツマミを左右に回して遊んでいた記憶があります。
10代の頃は、ロックやポップスも聴いていましたが、レゲエミュージックに衝撃を受けて、20歳の時にはジャマイカまで行ってしまったほどにはまっていました。20代は丸々10年間東京に暮らしていたのですが、当時はタワーレコードやCISCOなどのCDショップで入手した世界中の幅広いジャンルの音楽を雑食的に聴きあさっていました。
そして30歳手前になって富山に帰郷し僧侶として勤めるようになった頃から、機材を購入して趣味でDJを始めました。多種多様な音楽を調和するように掛け合わせて音響的な空間演出をする「アンビエントDJ」というスタイルです。楽器は演奏できなくても、専用の機材を使って即時に複数の音源を混ぜ合わせてスピーカーから音を流すことで、創造的な音空間を人と共有できることに魅力を感じました。
公園や街頭や山中などの野外空間に音響装置を持ち込んで、そこに集まった人たちが音楽を聴いてリラックスできるような場所づくりをしてきました。お寺や神社の境内地などを会場としたイベントにも参加して、いろんな音楽をかけてきました。
コロナの間で人が多く集まるような場所での活動はなくなってしまいましたが、最近はこれまでに聴いてきたレコードやCDをデジタルデータにしたり、インターネットで新しい音源を探したりして、ネット配信のミックス音源を制作しています。
どんな時代のどんな地域にも素晴らしい音楽は必ずあって、音楽の感動が無くなることは無いと思います。いつも音に耳を澄まして、いつまでも心を共鳴・共振させていたいと思っています。