1/0

両極の点滅によって創り出されるデジタルの世界がここにあります

あたかもそこにあるかのように見える仮想現実の世界は

1と0の絶え間ない点滅の連関によって

画面にいまを映し出しています



けれども この世界をありのままに見るならば

この世界は 1/0 といった両極に分かれてあるものではなく



まず0があり

その揺れ幅として 1があり

それに応じて -1があります


+2があれば それに対する -2 

+3があれば それに対する -3が かならずあります


そしてプラスとマイナスの揺れ幅の間には

かならずそこに

0があります



0がなければ

+1も +2も +3も +4も +5も +6も +7も +8も +9も +10も
-1も -2も -3も -4も -5も -6も -7も -8も -9も -10も

+10000000000000000000000000000000も
-10000000000000000000000000000000も

+0.0000000000000000000000000000001も
-0.0000000000000000000000000000001も


微小なものも 粗大なものも 多様に存在する 一切のものたちも



0がなければ

そこにはありません



0があってこその

そこにあるものたちなのです




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