ネイティブアメリカンの古くからの言い伝えに
「 この世には七つの方角がある 」という言葉があるといいます。

七つの方角とは、東西南北の四つに、天と地の二つを足し合わせた六つ、
さらには七つ目の方角として「 自己の内面へと向かう方角 」を、この世界に示したものです。

私たちは、外側へと向かう六つの方角を他者と共有しながらも、
自己の内面へと向かうただひとつの方角を、それぞれに持っているのだというのです。

この自己の内面へと向かう方向性こそが、誰と共有することも、交換することもできない、
自分だけのただ一つの「 七つ目の方角 」なのだというのです。

あらためて「 天上天下唯我独尊 」という言葉を、
自分の胸に掌を当てて、心静かに味わってみるならば、
自らの内なるブッダの心の声が、聞こえてくるようにも思えます。


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