この世界に出現されたブッダは、六道の廻りに流されることなく屹立し、
六歩でそれらを進み出て、さらには七歩目にして、超然とそれを踏み越えられました。

迷いや悩みや苦しみに満ちたこの世界から解き放たれ、
それを脱しながらも、静かにそれを見守るように、

勝ちがあり負けがあり、暑さがあり寒さがあり、苦しみがあり楽しみがあり、
過去があると同時に未来があり、生があると同時に死があり、影があると同時に光があり、
前後、上下、左右、白黒、貧富、優劣、損得、真偽、美醜、善悪と、
二つに分かれる この相対性の世界に、

右手で天を、左手で地を指差し、
天上界から地獄界までの六つの世界を超越されたことを体現して、

ブッダはこう高らかに宣言されます。


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